昨日から、ショナ人のジョンが来ています。国で言えば、ジンバブエ人です。
ジョンは、オーストラリア人のビル・モリソンが、1980年代にアフリカで初めてのパーマカルチャーの講習をした時に参加し、以来南アフリカとジンバブエの両方で、パーマカルチャーの農場を経営しながら、トレーニングなども行っています。
そのジョンから、お土産に、布と料理用スプーンをもらいました。
「あらっ、イギリスの昔のスプーンにそっくり!」
「えっ、ジンバブエでつくったものだよ」
「もしかして、ジンバブエは昔はイギリスの植民地だった?」
「そう」
「やっぱりね」
似ていると言われて、ちょっと心外なジョンに、私は申し訳ないけれど、イギリスのスプーンを見せました。
「あれぇ、そっくり。でも、これは絶対ジンバブエでつくったものだよ。彫ったらきれいにやすりをかけてね」
「もちろんそうでしょうよ」
今、イギリスでこの形のスプーンはつくられていないのではないかと思います。
裏もそっくり、まるで見てつくったようです。
持ち手は、どちらも扁平ではなくまん丸です。どう見ても、偶然似たとは考えられません。植民地の影響恐るべしです。
もっとも、どんな道具も誰かが誰かを真似たものですが。
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