2019年7月26日金曜日

曲がっている!

今日は、この夏初めて朝からカッと陽が照りつけ、セミがじりじり鳴く、夏らしい日になっています。

さて、毎回声をかけていますが、夫はめったに骨董市にはいきません。
ところが先日、
「今度は行くからな」
と、骨董市に一緒に出掛けたことがありました。
ノミを欠いたり、叩くところを潰したりしてしまったので、買いたいとのことでした。


その日は、大工道具を持っている骨董屋さんは少な目で、私は一軒しか見かけませんでした。大工道具ばかり扱っている骨董屋さん(古道具屋さん)の店では、ノミはいつでも出ていますが、その日は桶を削るセンとか、大小の手斧とかがやたら充実していました。

別行動でノミを買った夫に、購入品を見せてもらいました。
「あらっ、なんで?曲がってるじゃない」
「いいんだよ」
全然気にしていません。


骨董市では、ばら売りではなく、専用の引き出しや専用の箱に、ずらっと何本、何十本の美しいノミが揃っているのを、見かけることがあります。どなたかが大切に使ってきたものだと、伝わってくるようなたたずまいのものもあります。

さて、我が家ではほとんどの大工道具を共用していますが、ノミとカンナだけは別にしています。
ちなみに、私の使っているノミはかつてホームセンターで買ったものばかり、夫が使っているノミは骨董市で買ったものばかりです。
私は4、5本しか持っていませんが、夫はたくさん持っています。
骨董市で売っているものの方が、刃物としては上等なものが多いと思いますが、見る目がないので私には善し悪しが見分けられません。かといって、買うなら一本だけ、いかにも立派そうなセットを買っても使いこなせません。

夫の買ったノミのうち、すり減っているノミの方が100円高いのは、よく使われていることからも、よい鋼だったということでしょう。
でも、あまりにもすり減っているとまた、使いにくいものでもあります。







4 件のコメント:

hiyoco さんのコメント...

ま、曲がり過ぎでは(笑)?!こんなに曲がっていて力が伝わるのでしょうか?
なんで骨董市で道具を買うのか不思議に思いましたが、なるほど鋼の質がいいのですね。でもいいものを買っても手入れができないとダメでしょうから、私には無理です。
骨董市にはいつもは春さんだけで行っているのですね!いろいろ考えるなら一人の方がいいですよね~。

さんのコメント...

hiyocoさん
その昔は、使えそうな建具や家具を買うために夫と一緒に行っていましたが、もう何年も一人で行っています。私は、知り合いの骨董屋さんをざっと見てすぐ帰ります(笑)。
そういえば昔は犬どもを引き連れて、のんびり見ていたかもしれません。
夫は刃物を研ぐのは私より上手と自負していますが、変なところに無理して使ったりするので欠いたりすることも多いです。曲がっているのを使うのは、手勝手の悪いところだとかえって威力を発揮するかもしれません(笑)。

夫は床屋さんのはさみも買っていました。刃が減っているはさみでしたが、新品だと数万円したのだと思います。買ったのは500円だけどね(笑)。

hatto さんのコメント...

骨董市で買うという手がありましたね。先日、夫が蹴轆轤を欅で作っていたのですが、幅の広い丸鑿を慎重しようと探したのですが今ひとつ欲しいもので出会えず。機会があったら骨董市で探してみようっと。

さんのコメント...

hattoさん
丸ノミ見つかるといいですね。平らなノミはいつでも見ますが、丸ノミはときおりしか見ません。
幅が広いものと言ったら、さらに難しいかもしれません。
私も、幅15㎜くらいの丸ノミを買ったことがありましたが、砥ぎきれなくて使いこなせませんでした。たいてい彫刻刀で間に合わせています(笑)。また、彫刻刀のお尻を玄能で叩いて、刃に近い柄の部分をダメにしたこともありました(笑)。あれは、叩くものではありません。