先日、ピッツァを焼く集まりに出かけたおり、久しぶりに旧知のWさんにお会いしました。
何がきっかけだったか、Wさんの友人の、「雑草を食べる会を開いている人」の話になり、
「セイタカアワダチソウの若い芽をお鍋にすると、絶品なんですって!」
と、ご自分は食べたことがないWさんが、セイタカアワダチソウ鍋を絶賛していました。
今がまさにセイタカアワダチソウの新芽の季節、そこで、毎年刈るだけのセイタカアワダチソウの新芽を摘んできました。
本当は根っこから抜いてしまいたいところ、それでは二度手間なので丁寧にちぎりました。
そして、シンプルな材料のお鍋にしました。
黙っていればよかったのに、夫にもセイタカアワダチソウだと知らせました。
セリのような苦みのある味、セイタカアワダチソウという名前に偏見があったのか、今一つおいしいと感じません。
夫はと見ると、
「おれ、普通の野菜の方がいい。もうこれは食べない」
と宣言して、お鍋からセイタカアワダチソウを取り出してしまいました。
「うぅぅぅ」
あわてて冷蔵庫を開けるとセリがあったので、セリ鍋に転向、最後はお餅も入れておいしくいただきました。セリだって雑草なのに、似た苦みもあるのに、安心して食べられました。
アカザ、シロザ、そしてスベリヒユなどは、雑草ながら思いがけないおいしさですが、だからといって1シーズンに何度も食べたいとは思いません。ハコベは洗うのが面倒すぎます。
というわけで、何度食べてもおいしいと思う野草、雑草は、コゴミ、つくし、ワラビなどに限られてしまいます。セイタカアワダチソウは撃沈でした。
さて、一昨日はセイタカアワダチソウ鍋でしたが、昨日はタジン鍋でした。下味をつけて蓋をし、弱火で放っておけばできあがりです。
こう見ると、私の手抜き料理が限りなく続いているのがわかります。
手を抜いても、おいしければいいじゃないの、勝手に調理してくれるお鍋に感謝です。
6 件のコメント:
おはようございます。
美味しそうですね。
これで手抜き料理だったら、自分のは料理ですらありません。
セイタカアワダチソウが食べられるのは知りませんでした。
セイタカアワダチソウって食べられるんですね!
とりあえず、チャレンジしてみたいと思いました!
かねぽんさん
料理にかける時間は少なくても、素材を生かすとかなんとか理由をつければ、何とかなりますね(笑)。
セイタカアワダチソウは、知ってて食べるのはちょっとバイヤスがかかってしまってつらいです。私もかき菜とかの方が、しみじみおいしいと思いました(笑)。女子栄養大学の『食用植物図説』のも載っていません。
afさん
チャレンジしてみなくてもいいです(笑)。チャレンジするなら、蕾のとき、上から20センチくらい摘んで、干して、お茶にする方を試みてください。こちらは普通においしかったです(^^♪
基本的に植物は毒で武装している気がするので、初の野草は勇気要りますね。自分が判別を間違えることもあるだろうし、ドキドキしながら食べるのも疲れそうです。セイタカアワダチソウは存在がマイナスイメージなので、味覚が左右されそうです(笑)。染料としてはきれいでしたけど~。
hiyocoさん
雑草を食べても暮らせると思うけれど、いつも雑草ばっかりとはいきませんね。
その点、そこいらに生えている雑草をたくさん食べるタイ人はすごい!市場でも売られているし、日本に初めて来たタイ人が、イヌビユの葉っぱを生で、たれをつけて食べていました(笑)。
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