f邸の出窓の天井ができたというので見てきました。
天井と同じ材ではうるさすぎないかと思っていましたが、気持ちいい仕上がりでした。
天井に使っているのは、自然素材で編んだ茣蓙(ゴザ)です。
ところで、我が家の出窓的な場所で天井を張る必要があった最初の場所は、寝室のベッドの枕元でした。
材木屋さんの倉庫で、何かいい材料がないかと探していると、薄い竹の板を網代に編んで三六の合板に貼りつけたものがありました。値段を訊いたら残りものだから持って行けと言われて、ただでいただいたのを使ったのですが、正直、これでよかったのかと、いまだに納得できていません。
室内ではなくて外につながっているので、ちゃっちゃと済ませてしまいたい工事だったので、深く考えないで使いましたが、手づくりの材料を使えばよかったと、ときおり残念に思ってしまいます。
といっても、タイ南部の村で手に入れた、アダンで編んだ(イスラムの)お祈り用の敷物は保管する場所が悪くて腐らせてしまったし、網代を編むような材料も思い浮かばなかったし、編む時間もなかったので、仕方なかった、ないものねだりです。
土間入り口の天井は、節の小さい竹を切って並べてつくっています。こちらは気に入っていますが、自分も含めて誰の目にもなかなか入りにくい位置にあります。
神棚の下は手漉き紙(ネパールのロクタ)、ここはこれで気に入っています。
でもf邸を見て、我が家にも素直に天井材と同じラタンの敷物を使ったら、どんな感じだっただろう、もっとすっきりしていかもしれないと思ったものでした。
2 件のコメント:
AFです。出窓の天井について、本当にビックリしました。壁と揃えて、板貼りか漆喰にするのかなと思っていました。そして落日荘の仕上げもそんなだったなんて!
書斎の可動障子は衝撃的で覚えてるんですが、ほかのところは初めて知りました。
afさん
自力建設するときは、段取りの関係などで時間がたっぷりできたりして、ついつい趣味に走ってしまいがちなところがあります(笑)。
それが、最近は木造建築であっても、工場製品のような仕上がりの家が少なくないのですが、そうは仕上がらないよいところなのですが、どうとでもつくれるだけに、ここはもっと凝ればよかったと思うところもあり、逆にそう差別化しないでさらっと仕上げてもよかったというところもあることになります。
可動障子は、私的にはいまだに???です(笑)。
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