2010年12月17日金曜日

切手で見るタイの籠


昨日、思いがけなく古い友人Yちゃんが訪ねて来てくれました。
タイのスラムで出会った友人で、30年ぶりでした。
Yちゃんは、近所に住む新しい友人Oさんの親戚にあたり、なんだかんだでつながって、Oさんの個展を見るという目的でしたが、別の古い友人Mさんのおつれあいなどとともに、我が家にも寄ってくれました。

しばし、昔話に花が咲きましたが、最近のタイを憂う気持ちは共通でした。
クーデターを起こした人でさえ、ほとぼりが冷めたら受け入れてしまうという寛容なタイの人々が、いったい昨今の尖り方はどうしたんだろうと、不思議に思うばかりです。




で、愛しい(愛しかった)タイを思いながら、タイの漁具の切手をアップしてみました。
タイやラオスのほかに、漁具を切手にする国なんて、あるかなあ。

この切手は、写真ではありません。イラストです。
よく描けています。

左は魚篭(びく、コン)、右は筌(うけ、クラチャンクロム)です。筌は、エビ獲り用でしょうか。
魚篭は、私の持っているものと、似ています。




左の漁具、スムは、もっとも一般的な漁具で、籠屋さんなら、どこにでも売っています。




これこれ。
これはラオスの切手ですが、このように、雨季に川の水位ががじりじり上がって来たようなところで、上からぱっとかぶせて、上の穴から手をつっこんで、魚を掴んで獲ります。

一つ上の写真の、右の漁具は使い方がわかりません。
籠屋さんで見かけても、たぶん漁具とはわからなかったでしょう。




2 件のコメント:

Shige さんのコメント...

こうやって漁をするのですね。
ラオスの切手、素朴な感じでいいな。

さんのコメント...

Shigeさん
こちらのブログにもコメントありがとうございます。
雨季になると、田んぼにも水溜りにも魚がわいてくるので、こんな嘘みたいな道具で捕まえるのが、一番手っ取り早いのですね。
テラピヤや、鯰、雷魚などが獲れます。どれも美味しいです。