2011年11月22日火曜日
羽根
ムクロジの実は、羽根つきの羽根の重石として使います。
羽根が、どこかにあったはずだとさがしてみましたが、見当たりません。
お正月も近づいたので、骨董屋のさわださんがきっと持ってくるはずと、羽根目当てに骨董市に行ってみました。
やっぱり持っていました。
ところが、羽根の箱に入っているのは、ほとんど山茶花を一回り大きくしたような形の、大きくて平べったい羽根ばかりです。
やっと二つだけ、目当ての羽根(左)を見つけました。
昔は四個とか五個セットで、竹を割ったものにはさんで売っていたものです。
「長い羽根はこれだけしかないの?」
「あっ、なくなってる?飾り羽根ばかりになっちゃってるなぁ」
そうか、山茶花のような形の羽根は、押し絵の飾り羽子板と対にして飾る、飾り羽根のようです。見た目が豪華ですが、あまり飛びそうにありません。
しかたなく、羽の短いの(右)も二つ、買いました。飛ぶかなぁ。
どれも、かわいいムクロジがついています。
羽子板は持っていますが、せっかくだから遊んでみようと、デッドストックの羽子板も買いました。
羽根は100円、羽子板は300円です。
家に帰ってから、さっそく羽根をついてみました。
羽の長い追い羽根はよく飛びますが、やはり羽の短いものは高く飛びません。すぐ落ちてきます。
羽子板はつくりが雑ですが、軽くて、なかなかの使い勝手です。おもちゃ屋さんの羽子板を買ったのは、もしかして子どもだったとき以来でしょうか?
羽子板は、もともと二つ持っています。
左は、その昔、雑誌『季刊銀花』に載っていたもの、あまり実用的ではなさそうです。
真ん中は、鹿児島神宮の授けものです。息子たちが幼いころよく遊んだので、持ち手が真っ黒くなっています。
銀花の羽子板も、鹿児島神宮の羽子板も、鮮やかな色でしたが、木の色が濃くなり、反対に彩色したところは褪せて、すっかり古びてしまいました。
羽根つき、凧揚げ、独楽回し、竹馬。
お正月の戸外の遊びは一通りできますが、最近でもお正月近くになると、これらがおもちゃ屋さんや駄菓子屋さんに並ぶのでしょうか?
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2 件のコメント:
うわぁ~!まだデッドストックで持っているんだね。それにしても安くていいね。
羽子板って、たしか桐の板だったよね。
Shigeさん
タイムスリップしたみたいでしょう?
羽子板は、二種類の絵柄で、二十枚くらいありました。
桐でできていますが、「どれにしようかな」と持ってみたとき、ずしりと重いのもありました。あれはなんだったのでしょう?
家にあった羽子板の大きいのは欅ですが、鹿児島神宮のは、銀杏ではないかと思います。
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