2012年2月6日月曜日

ガラス、ガラスの日


 

なんてこと!
一日で、こんなにものを増やしてしまいました。

日曜日に、近くで開かれた骨董市に行きました。
ぶらぶら見ながら、顔なじみのまことさんのところに行くと、畳二畳分くらいの机の上に、焼き物がうず高く積み上げてあります。
「あれっ、今日は別の人が店を出しているのか」
と思って、通り過ぎようとすると、まことさんは見えませんでしたが、声が聞こえました。やっぱりまことさんの店でした。
なぜか、まことさんが見えないほど混雑もしています。

わりと、毎回まったく違う趣の展示をするまことさんですが、それにしても、この陶器市のような雰囲気はなんでしょう?
おや、織部や瀬戸に混じって、小石原の、今日では見られないような古い飛び鉋のお皿があります。美しい!
でも、見ない見ない。お皿はこれ以上増やせません。

と、別の机に、畳半畳分くらいのガラスが置いてありました。これは一応見なくては!
見たことのない形の醤油差しや、かき氷の容器などが並んでいます。


かき氷の器より、一回り大きな高杯がありました。ついている値段は3500円。模造品くらいの値段ですが、古いものです。
チーズやナッツを入れるのによさそうです。


この薬ビンもいいなあ。
どれも台所近くにおいてあったのか、油汚れでべたべたです。

あれっ、六つ並んでいるのは、倉敷ガラスの小谷真三さんのコップじゃありませんか。
値段は一つたったの200円。普通、安くても一つ3000円以上するでしょう?
六個あって一つ縁が欠けています。家にも六個あるけれど、このまま見過ごすわけにはいきません。忙しく対応しているまことさんを待ちました。

「知り合いの骨董屋が廃業しちゃって、在庫を引き受けたの。いいものあるでしょう?」
と、まことさん。
「一つ欠けているからそれはおまけで、コップは五個で1000円。ビンもおまけ。高杯は3000円でいいや。全部で4000円。あっ、包んでおくから、他のところを回っていて」

他のところを回って帰ってみると、
「コップはもう二つ出てきたから、これもおまけ」
と、八個に増えていました。

醤油差しやガラスの酒器はとっくになくなっていました。「売りつくして帰る」というまことさんの目標は達成しそうでした。


家に帰って、手持ちの小谷さんのコップと比べてみました。そっくり。
左が元からあったもの、右が連れてきたものです。

コップは、六個か五個ずつ揃ったものが、大小で十組ほどあります。それに、単品やペアのコップも含めると、日常使いしているものは、六十個くらいでしょうか。

そのほかにも、母が身辺整理したときの、実家で客用として使っていた昭和のコップが二十個ほど、息子が飲食店を開くからと、どこからかもらってきたのに使わなかったコップが、ダンボールで三つほど眠っています。

「どないするねん?」

途方に暮れている場合ではありません。今、増えたガラスたちをどうやってしまおうか、思案中です。
食器棚はもういっぱいです。


2 件のコメント:

あつ さんのコメント...

春さんこんばんは。
思わず笑ってしまいました。実は私も土曜日に骨董市で“なんてこと!”というくらい、あれこれ買ってしまったので。
小谷さんのガラスはびっくりの掘り出し物ですね、こういう出会いがあるので、骨董市はやめられませんね。
うちには残念ながら小谷真三さんのガラスはありませんが、似た様な琉球ガラスのコップがあります。ぽってりとした厚みが口当たりよく気に入っています。
それにしてもガラスコップが60個以上とは☆
びっくりしましたが、数えてみたら我が家にも同じくらいありました・・。 更に上をいくお仲間がいて、ちょっとほっとしています^^;

さんのコメント...

あつさん
お恥ずかしいことです。
あんまり数を数えたりしないのですが、ブログを書こうと、布団の中で数えたら、どう数えなおしても、「あれもあるし、これもある」(笑)。
コップや小皿は一つ二つでは使いにくくて数を買うので、この数になってしまいました。
いつか、『暮らしの手帖』で、「お鍋が20もある家がある。無駄だから減らそう」という記事があって、「家なんか厳選しているからそんなにないわ」と数えてみたら、もっとあって、しかも処分できなくて(笑)。
そうなんです。骨董市は、「見るだけ」と思っていくのに、なんか見つけてしまいます。まあ、開き直る以外、ないですね!