2016年7月6日水曜日
イギリス式ランディングの籠
先日、Kさんからクラフトバンドで編んだ籠をいただきました。
大きい方の籠の胴にはバラの花模様がついていて、
持ち手にも、色テープが編み込まれていました。
ちょうどよかった。
大工仕事に、草むしりにと、ラジオとカメラを入れて持ち歩いています。
ラジオは、大工道具を片づけたりしているうちにうっかり片づけるのを忘れ、どこに置いたか探し回ることもありましたが、籠に入っておけば、見失うことがありません。
また、カメラは冬はポケットに入れ、薄着になってからはポシェットに入れて持ち歩いていますが、作業の邪魔になることも多かったのです。
おりもおり、はなちゃんから、自分で編んだクラフトバンドの籠が送られてきました。
やるじゃない!六歳児。
学童保育の教室で教えてもらい、つくったようです。
と見ていると、あれ?経材(たてざい)を1本、底でぷつっと切って、貼りつけています。
Kさんの編んだ籠の底を見ると、経材はクラフトバンド8本使いの16本、偶数ですが、はなちゃんのは1本切って、わざわざ奇数にしています。
そうか、ぼんやりしていました。
ウィッカーで籠を編むとき、イギリス式ランディングは、緯材(よこざい)1本で編み進んでいくと書いてしまいましたが、とんでもない間違いでした。
1本では、経材が偶数の場合、緯糸を「上、下、上、下」とくぐらせて編み進むと、ひと回りしたところで、前段と同じ配置になり、前段で経材の上になった緯材が、次の段でもまた上になるので編むことができず、まとまっていきません。
そして、ウィッカー編みの籠の経材は、通常、底の中心で交差させるので偶数になり、緯材は2本使わないと、イギリス式ランディングでは籠は編めないということになります。
ちょっと考えればわかることでしたが、二つの籠を見比べてみるまで失念していました。はなちゃんに籠編みを教えてくれた方は、その仕組みを六歳児にわからせて、2本の緯糸で編み進めるより、奇数の経材を使う方を選んだのでしょう。
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