2018年1月3日水曜日
高いところですが
長い間手つかずだった、高いところの内壁を張りました。
計画当初、すべてしっくい壁にして、キャットウオークを飾り棚にする予定でしたが、遊びばかり多くて、ちっとも実用的ではない、いまだに地下の物置で段ボール箱に入れられたままの本を、いったいどうするんだということで、南北両側に、三つずつ本棚をつくることにしました。
こんな高いところに...。
本を並べてしまえば見えないのだから、本棚の奥は板で十分です。
ここの外壁は、下屋の屋根瓦が斜めに突き当たっていて、細い隙間もあるので、断熱材の羊毛綿を入れながらの作業でした。
重宝している格安の野地板、生乾きなのでそのまま張るとたちまち隙間ができてしまいます。相じゃくり加工されているので、機能的には問題ありませんが、隙間が広く開いてみっともない。買ってきたら立てかけて、少しでも乾かしてから使います。
買ってきたばかりの野地板を計測してみたら、なんと一枚が3.2キロの軽いものから、5.4キロの重いものまでありました。
五枚ずつ束ねてあるので、外側になっている材と中の材とで、水分の含有量も違っています。
さて、本棚は、高さを均等割りしたものを二種類、まずつくってみました。深さは20センチ強、高さは約28,5センチのものと約23.5センチのものです。
横は二つ割りでもいいのだけれど三つ割りにしました。三つ割りの方が見た目が安定するだけでなく、本が倒れにくく、取り出しが楽です。もっとも、材木は余計に使いますが。
二種類つくったところで、残り四つの本棚の割りつけを考えようと段ボール箱から本を出して並べてみると、圧倒的に23.5センチ高さの方から埋まりました。
高さ32センチ必要なA4サイズ以上の大型本は、今のところアールコブの本棚の方にしまっていますが、この調子だと、五つ割りの本棚を多くつくる方がよさそうです。
ただ、もし本棚が夫の本で埋まり切らない場合は、戸棚に押し込んでいる息子の漫画本なども収めたい。漫画本を収めるなら、もっと背が低くても入ります。
さて、本の整理はおもしろいものです。
結婚する前から夫が持っていた本や、ガーナに持って行って、隅から隅まで読んだ本など、思い出のある本が続々と出てきます。
その昔、本の奥付には、廉価本としてつくられた文庫本にも検印が貼ってありました。
例えばこの文庫本の著者は、岡さんという方ですが、
中には岡さんの印が貼ってあります。
また、面白いのは文庫本や新書版の上端の紙が、切りそろえてないことです。どれも年月を経て濃い茶色に変色しています。
夫の本に紛れて、私の高校時代に買った古語辞典、イタリア語を習うので買ったイタリア語辞典なども出てきました。
夫が慣れ親しんだ英語辞書や広辞苑などは、
「捨てちゃおうよ。もう見ないよ」
と、半ば強要している私ですが、自分のものは、とても捨てる気になれません。
もう二度と開けることもないのに。
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5 件のコメント:
春姐さん捨てたら駄目バイ!!
当時の思い出が一杯出てきますからね。
特殊部落関連の本でしょー(路傍の石・橋のない川)とか。
私は角川文庫の出始め角川源儀の時代からほとんど角川で
定価100円・昭和27年です。本の種類によって60~70円もあります。
宝物は寺田虎彦や子規の随筆です。
「源義」が正解です。
間違いは誰でもありますがわかった時点で
すぐ直しなさい。 先生から言われました。
招ちゃん
古い文庫は、やっぱり岩波が一番多いです。あと古いのはトロツキーの生涯とか、毛沢東の矛盾論、実践論、マルクス・エンゲルス、ボーボワールなんかもありますよ(笑)。きわどい描写は抜いてあるという、「チャタレー夫人の恋人」も(爆)。
でも、そんなに古い本は捨てませんよ。私が捨てたがっているのは、ほどほどに古い経済や環境の本などです。
取っておいても、二度と開けないだろう本で、懐かしいものはいっぱいあります。落ち着いたら読もうかと思っても、落ち着く予定が立ってないし(笑)。
ねえさん角川が世界文学日本文学全集を普及版と箱入りで、
そろそろ世の中が落ち着いてきました
チャタレー裁判になるなんてお笑いですね。
まだカストリ雑誌の方が、、、
写真家天才アラーキの本以降写真でもヘヤーが当たり前に、、、
大笑いです。
昭ちゃん
全集とかはあまり持っていないのだけれど、片づけていたら、とうとう親が無理して買ってくれた美術全集が出てきました。大型本で重いし、カラーは別に印刷して貼り付けていると言っても、色は悪いし、記念に取っておくか、どうするか、迷っています。重いのであんまり見なかったし(笑)。と言っても、この全集、40冊くらいあったんだけど、これまでにたくさん湿気させて捨てて、残っているのは数冊だけです(汗)。
1970年代になるまで、カラー印刷は色が悪かったですね。
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