小説や漫画が映像化されたのを観たときは、がっかりしてしまいます。
長いものを短くする苦労などあるに違いありませんが、原作の良さを表現しきれてない感じがして、映像になってよかったと感じたものは、ほとんど観たことがない気がします。
反対に、映像を観てから原作を読むと、裏切られず、原作の方もたいてい楽しめます(中にはがっかりしたものもあったけれど)。
雲田はるこさんの『昭和元禄落語心中』(講談社、2012-2016年)は、NHKのオンデマンドで観て、それだけでも楽しめたのですが、原作の漫画も読んでみました。
テレビドラマでは、八代目有楽亭八雲役の岡田将生さん、助六役の山崎育三郎さん、与太郎役の竜星涼さん、小夏役の成海璃子さん、どなたの落語もそれぞれの特徴があり、活舌よく、楽しめましたが、漫画になったときはどうか?
漫画には音がありませんが、一つの落語に何ページもさいて語っているので、それはそれで面白かったです。ただ、字が小さく字がいっぱいあるので、読むには苦労しましたが。
テレビドラマは音楽も素敵でした。音楽が雰囲気を盛り上げていたのですが、漫画を読む前にドラマを観ていてよかった、頭の中に音楽を感じながら読みました。
ドラマは45分もので10話あり、漫画も単行本にして10巻でした。
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