家庭染料のにしき染のビンです。
家庭染料のビンにはたいてい商品名が陽刻されているので、名前は簡単に判明します。ところがその身元について調べようとしても、ほとんどが会社ごと跡形もなく消えていて、まったくわかりません。
にしき染については、「
にしき染色」という京都西陣の会社があります。おもに生糸の精練、染色、仕上げ、糊仕上げなどやっている会社です。関係あるでしょうか?
糸を染めることと、染料をつくることはまったく別の仕事なので、おそらく、無関係でしょう。
ちなみに、にしき染色の創業は、1957年です。
蓋つきの、
みやこ染のビンです。
左はじまりの横書きのエンボス(陽刻)からも、ベークライトの蓋からも、戦後のものとわかります。
蓋は初めて見るものです。
「A」は何でしょう?
アルスでしょうか?アルスではなくて、染料のエースということも考えられますが、不明です。
ブログ「
ブルーグリーンの誘惑」の中に、まったく同じ蓋を見つけました。
bluegreen-evitaさんは、昔のハケ(ビン捨て場)から掘り出したようですが、ビンのエンボスは縦書きとあります。
みやこ染の蓋の模様では、これが私の持っている中で一番古いものです。
そして、これが次に古い金属製の蓋で、
このベークライトのものが戦後の蓋です。
蓋には、もっといろいろな種類があるのでしょうか?
2 件のコメント:
「陽刻」と言う言葉が初見でしたので調べたところ、「陰刻」と対で中学の教科書にも載っている?との事。学んだ事をすっかり忘れていた様です。
いつもながら、八郷の日々からは沢山の事を学ばせて頂いているなーと改めて思いました。
reiさん
いえいえ、とんでもない。一部のビン愛好家(?)の間ではエンボスはありふれた言葉ですが、ほとんどの関係ない人にとっては関係ないかなと思って(笑)。
また、できるだけ日本語でやりたいなと思っても日本語じゃない方がわかりやすいこともあって悩むところです。
しかし、べビーカーはすごくありふれた言葉なんだけど、どうしても使えませんでした(笑)。
あと、スマフォとかメイルよりスマホやメールが一般的なので、いつもどちらを使おうかと悩んでしまいます。一応メール、スマホを採用していますが、メーンディッシュとかは使えません(笑)。
陽刻、陰刻は素敵な言葉ですね。
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