昨年は、山にナラ枯れが目立ちました。
今年も山を見ると点々と茶色い。しかも、葉を落とした木と、葉のついている木があることに気づきました。
もしかして、今年もすでにナラ枯れがはじまっている? その懸念が現実のものとなりました。
えいこさんの畑の端に、葉が茶色い枝が見えたのです。
全体が見える場所から見ると、ナラ枯れだとわかります。
どうしたらいいの?
夫は放っておくより仕方ないと言いますが、幹の中には虫がいるので、周りに広がることが心配です。
じつは昨夏、我が家の入り口にあるコナラも虫に喰われて、その喰いカスがガマズミの葉に降り注いでいたので、枯れるのを覚悟して、樵のKさんにも連絡したりしていました。枯れてもすぐには倒れませんが、枯れたら伐ってもらわなくてはなりません。
ところが入り口のコナラは何とか持ち直して、今年はまだ喰いカスも見えません。
でも、8月9月とどうなるかわかりません。
息子が送ってくれた『大地の再生 実践マニュアル』(矢野智徳、大内正伸著、農文協、2023年)には、地下の水脈を人工物や人の営みで分断してしまい、水の循環を悪くするのが原因の一つと書いてあります。しかし、我が家の裏山には1本の道以外ほとんど人工物はないし、低い山ですが水が枯れることもないので、それが原因とは考えにくいものがあります。
長年、人が自然に手を入れ続けて「里山」なるものをつくりあげてしまったことが、ナラ類やクリなどに、大きく育つ機会を阻み続け、結果、大きく育つことができなくなってしまったのかもしれません。
我が家への坂道をつくったとき、せっかくのクヌギやコナラを伐ってしまうのは惜しいと、木を避け避け道をつくったものでした。そのため、入り口は鋭角で急で、訪問者に不評です。
あれから、20数年、木は大きくなり続けてうっとうしいくらいです。枯れたら枯れたで、甘んじて受け入れる以外ありません。
余談ですが、昔の写真を見ると、坂道のグリーンベルトがきれい!
今は植えなおしても植えなおしてもイノシシがミミズを捕まえるために掘り返し、修理するのをすっかり怠っています。
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