骨董市で、まことさんの店から連れ帰って来たものたちです。
といっても、奥のバームクーヘンはお連れ合いからいただいたもの、右のバターナイフはまことさんからいただいたものでした。
ときどきお菓子をいただいてしまうのは、お嬢さんがお菓子屋さんで働いていらっしゃるからなのです。
まことさんの店では、何も買わないときがあるし、買うと言っても安いものばかりなのに、もらい過ぎの感じがしますが、缶はかわいいし、中に入った小さなバームクーヘンは、とっても美味でした。
このバターナイフの鳥は、ナイフの部分が浮いていて、お皿やテーブルを汚しません。
バターがついたバターナイフをどう置くか、それを考えたバターナイフが、昔からあったのですね。
下は、夫の母が使っていた、銀座松屋のバターナイフです。
当時、松屋はグッドデザインコーナーだけでなく、ほかの売り場でも生活を彩る、美しい道具を紹介していて、ほかのデパートとは一線を画していました。
どちらのバターナイフも、昭和の香りと、失われた松屋の香りがするようです。
この、轆轤細工の蓋物は、東アジアでもない、東南アジアでもない、日本でもない、無国籍感を漂わせていますが、いったいどこのものでしょう。
用途もよくわかりません。
でも、赤がとってもきれい、胴には、トビウオ、太った魚、海藻などの線彫りが施されています。
この日の骨董市では、ほかの店で煙草入れをたくさん見ました。
定番の革細工のものだけでなく、草を細かく編んでいるものもありました。見入ってしまいましたが、使い込まれた煙草入れは、元の持主の気持ちがまだ宿っているようで、重すぎます。
それらに比べたら、この竹で胴をつくり、桐で蓋をしただけの煙草入れは、キセル筒も竹で、あっさりしています。
誰でも、すぐにつくれてしまうようなものですが、
かといって、不器用というのとも違い、あちこち、見えないところに心配りがなされています。
そして、緒締だけは細かい細工が施されていました。
高さが16ミリほどのだるまさんですが、なぜか手足があって、
「しまった」
という仕草をしています。
どんな意味があったのでしょう?
3 件のコメント:
子供の頃キセルでたばこを吸う祖父ちゃんがいました。
昔は結構子供を相手に話を聞かせてくれました
キツネが人を化かしたり幽霊の話です。
途中でポンと音がでるキセルいれや吸い殻を手の上に落とし
右手でたばこを丸め火を移します。
まるで手品のようでした。
昭ちゃん
我が家では祖父が元気な時は缶入りピースを、病気してからはキセルで刻み煙草を吸っていましたが、従妹の家に行くと、おばあちゃんもひいばあちゃんもキセルを吸っていました。火鉢の前に座って煙草をふかしているおばあちゃんたち、隣の家からは三味線が聞こえて来て(踊りのお師匠さん)、今考えると、夢のような光景でしたね。
前も書いた気がしますが、いとこの家には工場をやっていたころの大きなお風呂しかなくて、ひいじいちゃん、おじいちゃん、ひいおばあちゃん、おばあちゃん、おじちゃん、おばちゃん(父の妹)、従妹たち、それに私の祖母、私と弟、みんなで一緒にお風呂に入りました(笑)。
のどかでしたねぇ。
春姐さんこの時代を生きた人たちの
あっけらかんな生活や日常会話は面白かったですね、
性的な諺も多くありました。
江戸時代の続きでしょー
わからい事を聞くと
「大人になったら解かります」だって
子供はそれで納得ですからね。(笑い)
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