2023年1月27日金曜日

那珂湊の首振り兎


茨城の那珂湊張り子の首振り兎です。安定感のある素敵な張り子です。
かつて、村松虚空蔵堂の縁日に、眞弓馬宝船とともに、参道で売られていました。
那珂湊の張り子はひたちなかの飯田家によって明治初期からつくられるようになりましたが、何度かの中断と復活を繰り返し、近くは東日本大震災によって木型が失われ、10年ほど経ってから、5代目の飯田隆司さんに助言を受けながら、「はりこのつるや」の森戸さんによって復刻されているそうです。


こちらのうさぎは、汚れていないし、傷んでいない。
もしかして「はりこのつるや」さんの首振り兎?


いえいえ、中川政七商店のミニチュアです。
指の先ほどの大きさしかないのに、首が動きます。


このミニチュアの首振り兎は、「日本全国まめ郷土玩具標本・関東の巻」に入っているものですが、どうして私の手元にいるのか、しかも2匹、その経緯はまったく覚えていません。
そして、関東の郷土玩具たちの中では、神奈川の横浜開港人形も、我が家にいます。
「昔のことはよく覚えているのに、最近のことは」状態になっています。




 

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