電柱から電柱へと張りめぐらされた電線のそこここに使ってある、絶縁のための碍子にはいろいろな形のものがあります。
ほとんどは高いところに据えつけてありますが、電柱が倒れないように支えているワイヤーの途中の丸っこい碍子は、比較的間近に見ることができます。上からのワイヤーと下からのワイヤーを碍子で関係を切ることによって、地表近くの簡単にさわれるワイヤーに、万が一にも電気が流れて感電することを防いでいるのです。
ワイヤーに、クズなどの蔓草が登らないように、お椀を伏せた形の葛返し(?)がついていることがあります。
上の写真の真ん中のワイヤーについている黒い筒も、ワイヤーの中ほどについているのをよく見るのですが、何のためについているのか不明です。これもクズ対策だとしたら、つるつる滑って蔓が登れないということでしょうか?
葛返しをつけておくとクズは登らないはずですが、悠々と超えているクズもあります。
クズは油断するとどこにでも生えてきますが、葛返しがついているワイヤーはまれなので、クズはあちこちで登り放題です。
碍子は、最近はラグビーボールのような形ではなく、角ばった碍子に替わってきているようです。磁器ではなくプラスティック製のものもあるみたい。
写真は私の碍子コレクションです。
室内で使うノップ碍子は浜辺で拾ったり、骨董市で買ったりしたもの、ワイヤーを絶縁する碍子は、ホームセンターで買ったもの、電柱に使われている碍子は大きさ(長さ)がこの3倍くらいあります。
室内で碍子を使っている家は、見なくなりました。
6 件のコメント:
おはようございます。
碍子、いいですねえ。
僕はアンティークショップなどでたまに売っている古いガラス製の碍子が欲しいです。
かねぽんさん
ガラスの碍子は知りませんでした。
で、検索したら、素敵な碍子がありました。フランス製で15,000円と値は張りますが、直径が25㎝だって!!!
高圧線用かしら、大きいですね。
UFOみたいなのは「ねずみ返し」と聞いたことがあります。
蔓植物とかクズとかの対策もあるようです。
ちょうど、丁寧な説明があったブログがありましたので。
参考になりましたら。
https://ameblo.jp/greenobun1/entry-12469901408.html
匿名さん
ありがとうございます。お椀を伏せた形のは「かずら(つる)巻きストッパー」というものですが、筒状のものも同じ機能を果たすものだったのですね(https://www.meishindenki.co.jp/products/products041.html)。
電柱を留めているワイヤーだけでなく、電柱と電柱に張った電線にもつけていることがあるので、何だろうなと思っていました。
上を見ながら歩くの、結構楽しいです(^^♪
碍子には色々なタイプがあるみたいですが、この卵型の陶器の碍子を見た時には感動しました。お互いに繋がっているのに接触しないという…。考えた人天才!と思った覚えがあります。
karatさん
私も卵型の碍子が大好きです。すごい発明ですよね!いろんなところについていてかっこいいし(^^♪
いつまでもプラスティックにならないで、磁器のがつくり続けられて欲しいです。
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