2026年10月13日火曜日

手紙

8月に、学生時代からの友人Kから手紙が届きました。
前はメールでやり取りしていたのに、彼がメールを閉じてしまったので、電話で話すか手紙を書くかしか通信手段がなくなって、1年に1度か2度、思い立ったときに電話で話すくらいでした。


便箋4枚に、近況やら思い出す昔のあれこれが書いてある手紙でした。
メール以前は手紙のやり取りをしていましたが、写真などを送ってくる以外、手紙らしい手紙をもらったのは何十年ぶりだったでしょうか。


記憶の片隅にあるような、取り止めもないことを書き綴ったあと、最後のページに、
「意識が正常なうちに言っときます「さようなら」」
と書いてあったので、ドキッとしてしまいました。その後に、私がこの手紙を見て、夫に、
「『Kもいよいよおかしくなったみたい』と、言うだろうな」
とも書いて、締めくくっていました。私は夫にそうは言いませんでしたが、
「Kはどうしたのかしら?」
と言わずにはいられませんでした。
この数年で親しかった友だちが亡くなってしまったのでそんな気持ちになったのか、それとも深夜に手紙を書いたのか、いったい何があったのかと思ったのですが、電話もせず、やっと返事を書いたのは10月になってからでした。

ところで、この手紙に、彼の住む武蔵小金井では、これまではニーニーゼミやアブラゼミが鳴いていたのに、今年は聴こえるのはミンミンゼミばかりと書いてありましたが、我が家のあたりでは、ニーニーゼミ、ミンミンゼミ、アブラゼミ、ヒグラシは鳴いたのに、ツクツクボーシがとうとう鳴きませんでした。


9月に、長く失せていた私の住所が見つかったからと、叔母(母の妹)から葉書が来ました。
よく気がつく妹が、毎年母の日と誕生日に、きょうだい連盟で叔母に花を送っているのですが、今年は叔母の99歳の誕生日に、これまた優しい弟が「白寿の祝い」に記念品を送ったので、そっけない私にもお礼状が届いたというわけで、もちろん他のきょうだいたちも葉書を受け取ったようです。
叔母の葉書は、表の下半分(半分以上)に16行、裏には12行の、私が一度も書いたことのない小さな字で書いた、見事なものでした。
これもすぐには返事が書けなくて、気持ちを整えて返事を書くまでに、10日ほどかかってしまいました。






 

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