2010年11月19日金曜日

曲げわっぱのお弁当箱





どうってことのない、曲げわっぱのお弁当箱です。
かなり傷もついていますが、まだ食器棚の片隅にいて、ときどき菓子鉢などになっています。




こちらはもっと素朴な曲げわっぱです。めんぱと呼ばれたものでしょうか?
白木のままで、なにも塗ってありません。
上の朱塗りのものより大きいこともあって、お弁当箱としては、こちらの方が活躍しました。

このめんぱは、蓋が深いのが特徴です。
もともとは、山仕事に行った人たちが、蓋に味噌をひとかたまり入れて、熱した小石を入れて温めて、即席の味噌汁をつくって飲むために、蓋が深くつくられていたようです。
そんな使い方をしたことはありませんでしたが。




こちらは、お弁当箱としては完全に引退しています。
いまは、編みかけのレース糸と鈎針が入っています。鈎針編みの鍋つかみをつくりはじめたのは、もう一年以上前です。つくりかけのポシャギを入れた籠もあったし、編みかけのマフラーを入れた籠もあります。いつか、なんとかしたいものですが。



2010年11月18日木曜日

ブータンの弁当箱





友人が、仕事でブータンに三年ほど行っていたことがありました。
そのとき、ブータンが大好きな別の友人が、彼を訪ねてブータンまで遊びに行き、お土産にお弁当籠をくれました。
「ブータンではみんな、これを持っているのよ」

私にとっては、嬉しい、嬉しいお土産でした。




しかし、この弁当籠、ぴっちり閉まっていて、開けることができません。
「これ、開かないよ」
「えっ、もっと力を入れなくっちゃ」

彼女は、籠を手荒く押したりつまんだりして、力ずくで開けました。もし、これが竹でできていたら、とっくにひごが折れてしまっていたことでしょう。




この籠にご飯を入れて、背嚢や肩掛けカバンに入れて持ち運べば、どんなに山道を歩いても、ご飯がこぼれたりすることはなさそうです。




中から見ると、籠の材料が、藺草のような草であることがわかります。
草で編んだ籠にしては、縁に竹を回してあるからか、形のせいか、籠はぴちぴちに張り、しっかりと形を保っています。




籠の材料は藺草、縁には竹を回してありますが、その縁を巻いている材料は何なのでしょう?
ラタンではありません。ラタンより、たぶん粘りのある素材なのでしょう。何度も、何度も激しく開けたり閉めたりするものですから。

今回、写真を撮るために開けましたが、手では無理で、ドライバーを使って、こじ開けてしまいました。


2010年11月17日水曜日

野菜入れの籠



私が野菜入れに使っている籠は、もともとは、どんな用途でつくられた籠でしょうか?
取っ手がありませんから、夏のご飯籠ではなさそうです。ご飯籠は、涼しい、風の入るところにぶらさげるものですから。
乾物入れ?それとも、取っ手はないけれど、やはりご飯籠だったのでしょうか?




いずれにしても、密閉されないので、野菜籠には打ってつけです。
光に当てたくないジャガイモ、10℃以下にしたくないサツマイモ、タマネギなどが、常連です。

そして、小さい方の籠にいま入っているのは、キクイモ、ヤーコン、ハヤトウリなど季節の野菜です。




このあたりの骨董市で見つけたものですから、このあたりの籠だと思われますが、定かではありません。
骨董屋さんに尋ねても、「さあ」と言うばかり。
放射状の籠目がきれいです。


2010年11月16日火曜日

パルメラヤシの箱



以前、パルメラヤシの実を拾って、磨いて、容器をつくろうとしたことがありました。
時間はたっぷりあったのですが、何時間、ヤスリをあてても表面をつるつるに磨くことができず、一ヶ月くらい、思い出したようにさわっていましたが、とうとう投げ出してしまいました。




これは、バンコクの週末市場、チャトチャックで見つけた、パルメラヤシの容器です。
パルメラヤシの殻を、身用と蓋用に、二つ使っています。




どうして、こんなにぴっちりと閉まる、そしてするすると開けられる容器がつくれるのでしょう!
しかも、ぴったり同じ大きさの実をさがしだしてくるなんて。パルメラヤシの実は厚いの、薄いの、大きいの、小さいのと、けっこう形にばらつきがあります。

つややかに磨き上げた実を見ると、もとからつるっとしているように見えますが、細かい毛が生えたような殻は、微妙にでこぼこしていて、いつまでもざらざらした部分がまだらに残ってしまうのです。
つるつるにするだけでも大仕事なのに、蓋の納まるところは、見事に削られています。
シンプルですが、その細工の確かさに、驚いてしまいます。



2010年11月15日月曜日

稲荷神社のちりとり





繭の絵馬が飾ってあった稲荷神社は、静まり返っていました。
その、手入れの行き届いた境内に、置かれていたのは、たくさんのちりとりです。
この村、椚平の戸数は七戸とか。他にも氏子がいたとしても、どうしてこんなにたくさんの、お手製のちりとりが置いてあるのでしょう。
左端にもちらっと見えていますが、建物の角を曲がった、向こう側の壁の下にも三つほど並んでいるのです。




一斗缶を利用してつくったちりとりも、木でつくったちりとりも、なかなかよくできています。
手をかければかけるほど、生活が美しくなるという、お手本のようなちりとりでした。




2010年11月14日日曜日

繭の絵馬




埼玉県都幾川のKさんの家に遊びに行きました。
海抜350メートルの山の中で、我が家ではなかなか育たないシャガが、あちこちの斜面にみっしりと群生して、土壌流出を防いでいました。
もう花は終わっていましたが、野生のシュウカイドウの群生地もありました。

今は紅葉の真っ盛り。紅葉に混じって、シュウメイギク、お茶、アザミなどがそこここに咲いています。今ごろ咲くアザミは、なんとういアザミでしょう?




村の稲荷神社に、実際の繭を使った絵馬が奉納されていました。左側には大正九年に奉納されたものが、




右側には、昭和五年に奉納されたものが、飾られていました。
材木の切り出しや炭焼きで集落ができ、養蚕で栄えて、そして今は子どもがほとんどいない地域ですが、どの家も手入れが行き届いていて、素敵な村とお見受けしました。



Kさんの拾いもの




2010年11月13日土曜日

柿干し





我が家の柿は、今年は一つも実をつけませんでした。
もともと、クヌギやコナラ、山桜などが陰をつくって、実がつきにくかったのに加えて、気がついたら夫に二本も切り倒されたのが、決定的でした。作業場などを大きく移動させたので、やむを得ませんでした。

というわけで、今年も農産物直売所で、渋柿を買ってきました。
大きな大きな渋柿です。




薄く皮を剥いて、




日当たりと、風通しのいいところに干しました。
十月に干すと、寒さが十分でなく、青かびが生えたりしますが、十一月だから、大丈夫だと思います。
これで、冬の楽しみが一つできました。




かまきりが、柿を置いたコンテナの上から、三角な顔を向けて、作業の一部始終を見つめていました。