2011年7月1日金曜日
お米つくりを続けたいけれど
ここに来た十年前、田んぼの畦道の草をとるのに、除草剤を使う人はいませんでした。
それが数年前から、少しずつ除草剤を撒いた畦道が見られるようになり、今では一割近くなるでしょうか。今日も、新たに除草剤を撒いた道を発見、「まさか、あの人まで」と暗い気持ちになりました。
私たちも歳をとりましたが、みんなも歳をとっているのです。
除草剤を撒く手間も、刈払い機を使う手間も同じだろうと思うのですが、除草剤を撒いた跡は、次の草が勢いよく出ないので、少し楽なのかとも思われます。
それにしても、草が黄色く枯れているのを見るのは、見苦しいし、心が痛みます。
田んぼは、棚田の高いところ、面積の小さい、機械の入りにくいところから、放置されていきます。
そんな田んぼには、セイタカアワダチソウや蒲の穂がはびこります。
蒲の穂は、下の方からあのビロードのような衣装をまとっていきます。
我が家の田んぼも、借りる前は十年くらい放置されていたので、蒲の穂が生えていましたが、最近は一本か二本、田と畦道とのきわに見かけるだけです。
右の方は、東京から来たMさんが、放置されていたものを借りてつくっている田んぼ、そして、左はもとからのお百姓さんのつくり続けている田んぼです。
手前と、その向こうには、もうつくられていない田んぼが広がっています。
我が家の田んぼです。
小さな苗の一本植えでしたが、やっと分けつしてきました。
米づくりは楽しい作業ですが、私がアキレス腱を切ったり、夫が膝を痛めたりして片方が欠けると、とたんに重荷になります。
毎年のように、来年はつくろうかどうしようか迷ってしまいます。
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