今年の旧暦3月3日は、4月18日です。
それまでは無理としても、今年こそは桃の咲く、「月後れの桃の節句」の4月3日まではお雛さまを飾っておきたいと思ったのに、やっぱり挫折してしまいました。
ある日、衝動的に片づけたいと思い、どうにもその気持ちが抑えられなくなるのです。
若い人たちが来ていた時、お雛さまを見て、
「あらっ、右のお雛さまは、顔がずいぶん大きいですね」
と言った人がいました。
「木目込み人形って、だいたい顔が大きいものなのよ」
と答えましたが、
さて、仕舞うときに一番気をつけなくてはならないのは、髪の毛の形を、乱れないように保つことです。これまで、適当に仕舞っていましたが、頭から紙を被せて、結ぶことにしました。
被せた紙を結ぶ紐は、紙紐の撚りを戻して、広げたものを三つに割いて使いました。
これで、変な癖もつかないでしょう。
土人形は、お顔は保護するけれど、全体は新聞紙で包んでいました。その新聞紙は、20年も使っていたのでぼろぼろ、破れかぶれなので、替えることにしました。
その昔、母がくれた、手漉き和紙のちり紙を使います。
ちり紙の方が新聞紙よりコンパクトに包めて、嵩が小さくなったので、箱も小さいものに替えました。
片づけ終わって、とてもすっきりしましたが、時計を見ると、やれやれ、4時間半も費やしていました。
もしかしたら、出して飾ったときより時間がかかったかもしれません。
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