『母さんの小さかったとき』 (越智登代子文、ながたはるみ絵、福音館書店、1988)という絵本があります。
私と同世代か、ちょっと若いくらい。
生活や遊びは重なります。
『父さんのちいさかったとき』 (塩野米松文、松岡達英絵、福音館書店、1988年)という絵本もあります。
これらの本を見ると、子どもの遊びは、選択、決断、共同、工夫、創作、我慢、反省などを訓練する場であったことがわかります。
いま、社会全体が子どもから遊ぶ時間や遊ぶ環境を奪い、働く時間や働く環境も奪い、小さいころはすべてのレールを敷いてやり、進路を決める年頃になって、いきなり、
「自分で考えなさい」
とか、
「自分で決めなさい」
などと言っても、できっこないなあと思ってしまいます。
2 件のコメント:
本は持ってないのですが、いい本ですよね。
松岡達英さんの絵も大好きです。
いつの日か、アトリエに行きたいな、と思っています。
mmerianさん
長新太さんみたいな絵も好きだけれど、描きこんだ絵って、いつまでも発見があっておもしろいですね。
描きこんだ絵は、高森登志夫さんみたいに上手な人も好き、西村繁男さんみたいにうまへた(失礼!)な人も好きです。
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