古い友人のFさんが遊びに来て、お土産にカンボジアの絹地をいただきました。
フン・セン氏の跡を継いで、昨年の8月にカンボジアの首相になったフン・セン氏の長男のフン・マネット氏から直接いただいたものだそうです。FさんはNGOのスタッフを経て、国会議員(立憲民主党)もやられた方です。
布は緋色の経糸(たていと)とターコイズブルーの緯糸(よこいと)で綾織りに織られていて、順光で見ると裏(左)は黒っぽく見えますが、
逆光で見ると(右)青く見えます。
床に置くと表地は赤く見えていますが、身にまとって複雑に布が曲がると、光が屈折した面にあたるので、まず赤一色に見えることはありません。
長椅子に置いてみるとこんな感じ、いわゆる玉虫色というものです。
布地は4ヤードあり、上下揃ったカンボジアの礼装服をつくるのに十分なのですが、背中を圧迫骨折して体形が変わり、お腹がぷっくり出てしまった身としては、とてもぴったりした礼服をつくる気にはなれません。また、礼装しなければならない場面もほとんどありません。よって、この布をどうしたものか、しばらく考えることにします。
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