シンプルなつくりのEVA-TRIOの鍋を、1980年代半ばから愛用しています。
ところが3年ほど前に、直径16センチの鍋の持ち手と本体の接着面がはがれて小さい穴が開き、お汁などがこぼれてしまうようになりました。それでも工夫しながら使っていましたが、穴はだんだん大きくなったのか使えなくなり、新しい鍋を買いました。
40年も経ったからか同じものが見つからず、仕方なくデザインは同じだけれどセラミック加工のお鍋を買いました。しかし、いつか誰かに穴をふさいでもらえるかもしれない。そう思って穴の開いた鍋は取っておきました。
その鍋は、お隣の木工家のKさんの紹介で、Kさんの友人のステンレスの金工作家の方に、修理をしてもらえることになりました。
穴の開いた鍋は、溶接が取れた個所は持ち手と鍋本体の間に隙間が空いていて、手で押したくらいでは動きません。4ヵ所点で留めてある2ヵ所だけが残っていて、いつ壊れるかもしれないとは思いながら、内側から穴だけふさいでいただくつもりでした。
穴が開いていたのは1ヵ所でしたが、2ヵ所溶接してくれています。
そして、浮き上がっていた持ち手が鍋の胴にぴったりくっついています。申し訳ない、溶接しなおしてくださったのです。
もともと4点だけで溶接してあったのですが、持ち手には力がかかるから安全を見てと、持ち手の端も溶接してくれていました。
すごい!
40年選手が復活しました。
さて、勢ぞろいした直径16センチのお鍋たち。直径13センチのお鍋もよく使うので下に移して、ここにあった鍋ホルダーとビン干しは毎日使うわけではないので、どこか探して移動してもらうことにしました。
道具使いの荒い夫が、セラミック加工の鍋を焦げつかせるのを恐れて使いたがらなかったので、夫が一番喜んでいます。
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